レポート
京都府向日市立勝山中学校 開催レポート
11月24日(木)京都府向日市立勝山中学校で、図書ボランティア(現役保護者及びOB)と先生によるビブリオバトルが開催されました。 今回はビブリオバトル未経験の隣の中学 校の図書ボランティアさんにも観戦に来ていただきました。 日頃仕事や子育てや家事に大忙しのお母さん達なので年1回ペースの開催ですが、毎回全員がとても楽しんでいるのが感じられます。 ここの良いところは、毎回必ず初めて発表する人がいることと、参加者全員が必ずしもすごい本好きではないということだと思っています。 本を介して人の話に一生懸命耳を傾けやりとりする中で、みんなどの本も読みたくなって困る!そんな魔法のような充実したいい時間を共有できるところにビブリオバトルの素晴らしさを実感します。 悩みに悩んで選ばれたチャンプ本紹介者には、メンバー手作りの素敵なしおり(売り物に出来るレベル!)が贈られ、観戦者も次回へのモチベーションが上がりました。 参加者 24名 (内バトラーはボランティア4名、先生5名) <紹介された本> ☆はチャンプ本 『吉里吉里人』 井上ひさし 『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』 試歩 『ジェミニの方舟』 高嶋哲夫 『幸せの条件』 誉田哲也 ☆『一路』 浅田次郎 『つなみ 被災地の子どもたちの作文集』 森健(編) 『夢をかなえるゾウ3』 水野敬也 『黒い兄弟』 リザ・テツナー 『中原中也の思い出』小林秀雄集より 普及委員会会員 久保一美
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京都芸術高校 観戦レポート
祝!初ビブリオバトル 京都芸術高等学校 2015年10月1日(木)京都芸術高等学校において、図書委員会による初めてのビブリオバトルが開催されました。 その名の通り、普段は美術を専門に学ぶ生徒たち。各自の作品に黙々と向き合う一方、校内選抜を経たチームで挑む『まんが甲子園』では今年度準優勝に輝きました。 自分の好きな道を一生懸命歩む高校生達のビブリオバトルを観戦してきました。 1~3年生20名が縦割りで3つのグループに分かれての予選を経て、決勝は3人で行いました。担当の先生は、初開催ということと「みんなは人前で話をするのは苦手だと思う」と おっしゃってましたが、実際に発表が始まると、本への“大好き”な気持ちが詰まった発表とそれを一生懸命受け止めようとする姿がありました。様子を見にいらした教頭先生も「生 徒のこんな姿を見るのは初めてで、とても新鮮です。」と、 感動なさっていました。終了後、「校内にもっと広めよう!私が在校してる間にまたやりたい!」と3年生の女の子が先生 に熱い気持ちをぶつけていました。 慣れないながらも上級生は下級生を気遣い、マナーを守りとてもよい雰囲気で開催されたビブリオバトルでした。京都芸術高校での今後の広がりを祈ります。観戦させていただき ありがとうございました。 今回紹介された本は、以下の通りです。チャンプ本は、喧嘩をした後にお母さんから贈られたという素敵なエピソードと共に紹介された『やさしすぎる君へ』でした。 (☆は、決勝進出本) <Aグループ> ☆『モモ』エンデ 『文豪ストレイドッグス』朝霧カフカ 『誘』松浦だるま 『ステップファザーステップ』宮部みゆき 『リンちゃんなう!』田村ヒロ 『神様のメモ帳』杉井 光 <Bグループ> ☆『やさしすぎる君へ』てんつく 『アナザー』綾辻行人 『白い人たち』バーネット 『暗殺教室 殺たん』松井優征 <Cグループ> ☆『排気ガスサークル』DONZU 『SPEC-零―』田中静流・西荻弓絵 『ダリの繭』有栖川有栖 『連合艦隊 全作戦記録』別冊宝島 普及委員会会員 久保一美 |
ビブリオバトルLODプロジェクト
ビブリオバトルLinked Open Dataプロジェクト(以下、ビブリオバトルLOD)は、 ウェブ上のビブリオバトル開催情報を集約し、「本に関する活動」のデータベースを構築するためのプロジェクトです。 ウェブ上には、ビブリオバトルイベントの告知ページや発表動画など多様な関連情報が大量に存在します。 しかしこれらの情報は、どこで開催されたビブリオバトルについて述べたものなのかが明確に示されていないことがあります。 そして、肝心の紹介本の書誌情報が記述されていないケースもあります。 たとえば、海底生物に関するおもしろい本を紹介したビブリオバトル動画を検索しようとしても、現状ではほとんど不可能です。 こうした検索要求は、図書館などが作り出した本のデータベースとビブリオバトルの開催情報をつなげれば、容易に実現することができます。 ビブリオバトルLODは上述の目的を達成するために、Linked Open Data (以下LOD)という考え方に基づいてデータを作成します。 LODは、データ同士がシステムによって自動的に連結され、大規模なデータを構成できるようにフォーマットが整備された公開データです。 ビブリオバトルLODは、ビブリオバトルの情報を次の4種類にまとめます。 1.Organizer : ビブリオバトルの主催者に関する情報(主催者名、公式ウェブサイトのURLなど) 2.Event : ビブリオバトルイベントの情報(開催時間、開催地、主催者など) 3.Game : イベント中で実施されたビブリオバトル1ゲームごとの情報(チャンプ本の情報など) 4.Presentation : ビブリオバトル中のプレゼンに関する情報(紹介本や発表動画のURLなど) ビブリオバトルLODの目標は、全国各地のビブリオバトルの記録が1つのデータベースとして整理され、ビブリオバトルの参加者が推薦した本へウェブ上の多くの人々がアクセスできるようにすることです。 ビブリオバトルは、プレゼンテーションと投票制度という仕組みを通じて、コミュニティに適した本を推薦する機能を提供します。 本プロジェクトは個々のビブリオバトルで洗練された「本を薦める気持ち」(=本を選出する意思決定行動)を集約して、よりおもしろい本に世界中の人々が出会うための手助けをすることを最終目標にしています。 まだビブリオバトルLODは始まったばかりの活動です。今後はデータ入力支援ツールや、データを活用したアプリケーションを開発する予定です。 ご興味のある方は以下のウェブサイトをご参照ください。本プロジェクトは、ビブリオバトル普及委員である常川真央さんによって運営されています。 https://sites.google.com/site/bibliobattlelod/ |
京都府向日市立勝山中学校の取り組みレポート
京都府向日市立勝山中学校の図書ボランティアの方々の活動の一環で、 小中学校でのビブリオバトルの取り組みが始まっています。 第1回目:2011年9月29日 発表者10名(校長・司書担当教員・図書委員会担当教員・ボランティアの保護者) 観戦者8名(市内他中学図書ボランティア・学校図書館支援員・市教委・ボランティア) で初開催。 発表者・オーディエンスともに活気ある発表や質疑応答が出来、 全員でいい空気感のなかで初めてのビブリオバトルが開催されました。 第2回目:2011年11月7日 第1回目のチャンプ本以下、上位5名が11月7日の勝山中学校図書委員会活動の中で 図書委員会の生徒36名を観戦者としてビブリオバトルを行いました。 第3回目:2011年11月20日 京都府長岡京市立神足小学校での『親まなびフォーラム』 (乙訓教育局の事業のひとつである『親育ネットおとくに』のイベント) において、『読書を楽しむ講座』として、勝山中学校の読書活動の取り組みとして紹介し、 来場者20名程の前でビブリオバトルを開催しました。 *学校教育への取り組みですので一般公開はしておりません。 |
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