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ビブリオバトル普及委員会 新代表就任のご挨拶

2015/06/28 7:52 に Yumiko KAIGAWA が投稿
第5回ビブリオバトル普及委員会通常総会にて,新代表 岡野裕行(皇学館大学)を選出しました。
新体制となりましたビブリオバトル普及委員会を引き続きよろしくお願い致します。

ビブリオバトル普及委員会 組織体制
http://www.bibliobattle.jp/aboutus


新代表 所信表明

はじめまして。
2015年度よりビブリオバトル普及委員会の代表を務めることになります、皇學館大学の岡野裕行と申します。
ビブリオバトルの開発者でもあり、ビブリオバトル普及委員会の前代表として長年活躍されてきました立命館大学の谷口忠大先生に代わり、このような大役を仰せつかることになりました。

2010年にビブリオバトル普及委員会が設立されて以来、ビブリオバトルがさまざまな場所へと普及して参りました。
2013年以降に、ビブリオバトルを取り上げた4冊の本を出版できたこと、また、全国各地での活動報告が増え続けている昨今の状況は、ビブリオバトルというゲームを日常的に楽しんでくださっている、全国各地の愛好者の皆さまのおかげでございます。
ビブリオバトル普及委員会の新代表として、皆さまには改めて感謝の言葉を申し上げます。

私自身は2010年にビブリオバトルというゲームを知り、普及活動に関わるようになって以降、2012年の「Library of the Year 2012」での大賞受賞時のプレゼンター役や、2014年の「ビブリオバトル・シンポジウム2014」でのパネルディスカッションのコーディネーター役を務めるなど、普及活動の節目となるタイミングで積極的に関わる機会をいただきました。
また、「ビブリオバトル首都決戦」「全国大学ビブリオバトル」「全国高等学校ビブリオバトル」などの大規模な大会形式から、図書館や学校、まちなかでの小さなコミュニティでの開催事例にいたるまで、年を追うごとにさまざまなコミュニティへと着実に普及が進み、各方面へと反響が出てきたプロセスをを目の当たりにして、そのたびにビブリオバトルのゲームとしての魅力を再確認して参りました。

2013年には、文部科学省の「第三次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」にもビブリオバトルが取り上げられたことも後押しとなり、教育機関でのビブリオバトルの活用事例も増えてまいりました。
小中高等学校でのビブリオバトルの導入事例は、児童・生徒たちによる本への接し方に、従来の読書教育とは異なる形での成果をもたらしたように思います。
次回の教科書改訂以降は、ビブリオバトルがいくつかの出版社の教科書へ掲載されることが決まっていることもあり、今後はより楽しく、より実りある導入事例が増えていくものと期待しております。
また、大学におけるビブリオバトルは、教員や職員を中心とした学生への機会提供や、サークル活動などの学生自身による主体的な活動による開催などがございます。
いずれの開催形態も、本を話題の中心に据えた学生同士のコミュニティづくりに大きく貢献しているように思います。

参加者の年齢を問わず、開催する場所を問わず、みんなが集まるところに本一冊持っていけば、そこに居心地の良いすてきなコミュニティが生まれ、楽しくおしゃべりをすることができる。
自分の好きな本について、自信を持って「好き」という気持ちを語ることができる。
本の魅力について、あるいは本が好きな自分自身の読書体験について、前向きに魅力的に、ときには熱くときにはやさしく、他者に伝わる言葉を慎重に大胆に選びながら、5分間という限られた時間に自らの気持ちを積み重ねていく楽しさを、もっといろいろな人たちにぜひ体験してほしいと思います。
シンプルなルールをみんなで守りながら、好きな本についてお互いが語り合うだけで、これほどまでに人々を魅了し、人と人とが仲良くなれるゲームが誕生したことを、改めて喜び合えればと思っております。
これからもビブリオバトルを楽しむ人の数がさらに増え、ささやかながらもみなさまの生活を潤すようなゲームとして浸透していくことを願ってやみません。

ビブリオバトル普及委員会は本日をもって新体制となりますが、これまでの活動実績を踏まえながらも、さらなる普及活動に努めて参ります。
ビブリオバトルの普及活動に、引き続きご理解とご協力を賜れますと幸いです。

2015年6月28日

ビブリオバトル普及委員会代表 岡野裕行

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