なぜ原稿を準備しないのか?

ビブリオバトルは、原則 発表者は 原稿やレジュメ、スライドを準備しません

※話す内容のメモ書きや、本への付箋、ドッグイヤーなどは構わない。

これは、公式ルールには含められていませんが、ビブリオバトルの暗黙のルールです。

なぜ、レジュメやパワーポイントを使ってはいけないのでしょうか?

それは、レジュメやパワーポイントなど原稿を用意すると、その語りは、その場で生まれたものではなく、ただ読むだけの いわば死んだ語りになってしまいがちだからです。

その場で、みんなの顔をみて語られる言葉こそ、活き活きとした語りですし、それが、きっとみんなの心にも届く語りになるのだと思います。

もう一つ、ビブリオバトルは「遊び」ですので
「気楽にやろうよ!」
というメッセージもあります。

ところで、これが公式ルールに入っていないのには理由があります。
原稿を棒読みしているのでは、チャンプ本になれないからです。
みんなの心に響く語りにはなりません。

みなさん、是非、原稿やレジュメは用意せず、アドリブファイトで、ビブリオバトルのライブ感を楽しみましょう!

また、ビブリオバトルは「その場にいるみんな」に向けた言葉を語るゲームです。

学校でのビブリオバトル導入の際に、先生方が生徒に発表原稿の作成を強要し、提出させ、先生方が目を通して優劣を評価するというのはビブリオバトルの主旨からは大きく外れることですので、必ず避けていただければと思います。

※ 最近、ビブリオバトルが学校などで開催される場合、先生方が原稿の作成を指導されることがあると聞きます。
先生方におかれましては、ビブリオバトルの本旨に沿い、活き活きとした即興の語りの重要性に重きを置いていただければ幸いです。
きっと、それがその場の面白さや、コミュニケーション能力の向上につながると思います。

※ もし、「うちの学校ではビブリオバトルにおいて原稿作成を強要している!」ということがございましたら、中学・高校ビブリオバトル相談窓口 まで、ご連絡ください。

highschool [at] bibliobattle.jp
※[at] を @ に書き換えてご送信ください。

2012/01/11 文責:谷口忠大
2013/06/02 一部改変:谷口忠大