ビブリオバトル主宰者のための道具箱

名古屋大学の飯島玲生さんが開発された「ビブリオバトル主宰者のための道具箱」です。

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「ビブリオバトル主宰者が思い描く "成功"を実現するために役立ちたい」

そのような思いから、ビブリオバトルをうまく導入していくための道具(ツール)を整理しました。
皆様の一助になればと思い、主宰者のための道具をここに紹介します。
これらの"道具"についてはまだまだ改善の余地があると思いますので、皆様のご意見をもとにブラッシュアップしていければと考えています。

フィードバックシート:
5分間の発表で話した内容、質問された内容、回答した内容を項目別に整理するためのシートです。
ビブリオバトルにおける実際のやり取りを書き出してみるとわかるのですが、5分間の中で全ての情報を入れ込むのは無理で、発表では取捨選択して伝えることになることを実感できるはずです。

進め方シート:
このシート一枚があればビブリオバトルが初めての方でも簡単にビブリオバトルを進行することができます。
司会が言うべきセリフも書いてあるのがミソです。

ビブリオモデルプロモーション(BMP):
ビブリオバトルが持つ機能、対象とする人、実施方法、開催する目的を整理するためのシートです。
「ビブリオバトルの活動がなかなか続かない」
「学校や職場でビブリオバトルの導入がなかなかうまくいかない」
という方はぜひ実施に関わる項目を書き出して整理してもらえればと思います。

ビブリオバトルのブラッシュアップワーク:
ビブリオバトルの発表準備をふせんを用いながら行うフレームワークです。
"年齢や語彙力の点から、小学生には5分間の語りが困難である"という相談を受けて考えてみました。
発表者と先生の双方に利点があります。

[発表者]常に発表の内容、量、構成が視覚化されるため、発表内容の構成や調整がしやすい
[先生]各自の発表内容を容易に把握できるため、効率よくアドバイスできる

特に小学校や中学校の先生に好評の言葉を頂いており、2016年のビブリオバトル・シンポジウム in 仙台のポスターセッションでは、本提案が最優秀賞に選ばれました。

【問合せ】

本件につきましてご不明な点がある方は、
iijimaleo[at]gmail.com(飯島)までお問い合わせください([at]は@に置き換えてください)。